hanahana

刺繍 華の会 刺繡が大好きな人々の集まりです

ウィリアム モリス:メイド・オブ・オナー

新しい年を

迎えてすでに

1ヶ月が過ぎようと

しています

皆様お元気でお過ごしでしょうか

 

今回は

ウィリアム モリスの

『メイド・オブ・オナー』を

刺してみました

 

27×27㎝

布は深い緑色の木綿

糸は全て絹糸を使用

参考にしたのは

 


ウィリアム・モリスのフラワーパターン』

  2020年発行 

ウィリアム・モリスとアーツ&クラフツ』
  2004年発行

の2冊です

本の作品は

絹地に絹糸使用とありましたが

深い緑の絹地が見つからなく

木綿の布を使用しています

絹糸は

京都にある

『ART FIBER ENDOU』

から取り寄せ と

残りは

手持ちの絹糸を

使用しています

ENDOUさんの

絹の刺繍糸は初めてでしたが

とても使いやすく

一本がとても細いので

他の色と合わせて 微妙な色使いができました

 

ですが

慣れない絹糸に

悪戦苦闘の日々でした

 

途中で投げ出したい気持ちを

グっと抑えたのは

ENDOUさんの刺繍糸は

1束410円なので

「もったいない」の

おばさん根性で頑張りました(笑)

まことに時間と経費を費やした

作品になりました

 

作品の題

『メイド・オブ・オナー』は

花嫁の付添人という意味があるそうです

作品の周りの英文は

17世紀の詩人ロバート・へリックの詩

「菫(すみれ)に」の第1章の第1節

Welcome,maids-of-honour!
You do bring
In the spring,
And wait upon her.

(ようこそ 誉れある侍女たちよ
お前たちは招き入れるのだ 春を
そしてそのお世話をする)を

娘のメイ・ モリスによって

デザインされています

 

寒い中

家にこもって 

針を動かしたり

もつれた糸をほどいたりが

至福の時間なのですが

周りの少し年上のお姉さま達から

「歩かなくては駄目よ」

「歩くのが1番」と言われ

トボトボと歩く2023年の始まりです

 

今年も宜しくお願い

致します